『文化祭の展示物についての討議の記録、あるいは』

文化祭の展示物についての討議の記録、あるいは
“アナログゲームサークルでの討議”

概要

「正しいゲームの作り方製作委員会」氏の短編ノベルを代理公開しています。

本作は2008年5月、フリーゲームコンテスト星屑きらら杯に応募されました。

応募時の情報
作者のハンドルネーム:正作会
作品名:文化祭の展示物についての討議の記録、あるいは
一プレイに必要な時間:30分程度
クリアに必要な時間:30分程度
作成期間:20日
ゲームのジャンル:一本道ノベル
コメント:某コンテストに間に合わなかったので、こちらに送ります。一本道ノベルなのでエンディングは1つです。お気楽にどうぞ。

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インタビュー

――シリーズ作としては、タイトルの形式が違いますが。

コンテスト(星屑きらら杯)の方針で、審査終了まで作者を公開しないことになっていました。だったら、タイトルで作者がわかるのも都合が悪かろうと。

実際は、作者を伏せるのは厳格な取り決めではなかったようですが。

――題材もコンピューターゲームから、アナログゲームに変わりました。

プロットを構成しているうちに、自然とこの形になった。なじみの薄い題材だが、ある種のたとえ話として見てもらえばいいと思います。

少しフォローしておきますが、実際のアナログゲーマーにとって、「健全」と認めてもらえるかどうかは死活問題です。

学校のサークルや、市民センターなどの公共施設を利用している場合、活動を続けられるかどうかがかかっていますから。

ですから、作中のとあるキャラクターの言動は、アナログゲーマーの平均的な意見ではないことを補足しておきます。

――コメントに「某コンテストに間に合わなかった」とありますが、これは?

現在の「Free Game Classic」の前身のコンテスト、その第1回に応募するつもりでした。3分ゲーコンテストは休止していましたので。

ところが、3分ゲーコンテストと違って3分の縛りがない分、思ったより作るのに時間がかかってしまった。

――次の回にまわすことは考えませんでしたか?

言いたいことがあって作ったものだから、さっさと公開したほうが良いと考えた。時が経てば、意味も変わってしまうかもしれませんから。

――作者の意見と作品はイコールではない、ではなかったでしょうか?

だとしても、私がメッセージを込める分は勝手だ。

――それは、作品を隠れ蓑にしているようにも思えますが。

物を作るには、そういう方式論もあるということです。

――「言いたいこと」とは何だったのでしょうか?

それを口でペラペラ説明できるのなら、わざわざ作る必要はないでしょう。